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TSUBUYA-Ki.

不真面目に真面目な大学生のつぶやきーず。更新停滞中。

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有川浩「図書館内乱」

まだ途中までしか読んでないんですが、最後まで読む気が失せたので。


友達に勧めまくった手前アレなんですが・・・。
でも、「戦争」のほうは一読の価値ありです!




ネタバレーノ。

思いっきりファンがつきそうなタイプのキャラを1巻で出しておいて、2巻で何の前触れもなくそいつの彼女を出す、ってのはいかがなものか。
具体的には小牧二正と中澤毬絵のことなんだが。
毬絵が半ば小牧に会いに図書館に通っていたのなら、どこかで郁と接触していないと、物語としてはおかしい。
あの登場の仕方では突然すぎて、正直ついていけないし、納得もできない。

伏線を張る、というのは、読者に心の準備をさせてあげることだと思う。
死亡フラグが立っていれば、なんとなくそこで読者も覚悟ができるものだ。
現実は何が起こるかわからないが、物語は違う。事前に、何が起こるか読者に知らせてやれる。ただ先が読めないだけの物語など、読んでいて疲れるだけだと思う。

もうひとつ、語彙の使い方が気になる。
この本の文章は一応三人称だが、実際はその場の特定のキャラに視点が置かれている。そこに3人いようが10人いようが、心理描写がされているのは一人だけだ。
ならば、せめて心理描写に用いる語彙はキャラに合わせて変えるべきだろう。
人より読書量があるとはいえ、「業腹」という語を柴崎はともかく郁がぱっと使えるとは思えない。
「腹立たしい」とか「ムカつく」とか、郁らしいと思える語彙を使ってこそ、「郁」というキャラが確立するのではないか。


なんか、普段と違う感想文になってしまいました。
まだ他にも色々思うところがあったのですが、キリがないのでこの辺で。
「銀英伝」が愛読書になって以来、小説に対しての要求レベルがものすごく高くなってしまったようです。果たしてそれは損か得か・・・。
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某私立大学生。
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基本的にオタク系。最近、語学に人生捧げる決心を固めたらしい。

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